耐用実験
前々から一度やってみたかったのですが、インナーバッフルの素材による音の違いは既に色々試してきましたが、その素材の防水性をメインに耐用年数なども含め実験しました。
年数に関してはすぐに結果とはいかないので、当店の過去にさかのぼりコメントしていきたいと思います!!
MDF単品、MDFに黒スプレー、MDFに染み込ませるような液剤、カバ合板、特殊合板にオリジナルで塗っている素材の5種類をバケツに水をいれて投入、写真はおおよそいれてから一時間ぐらいした状態です。
こちらはその状態で約1週間放置!!なんだかいい感じに出汁がでてますけど^^;
車の状態で考えるとこのようにずっと浸かりっぱなしという状況はありませんが、
テストなのであえて過酷な状況にしました!
全てを半分に切ってみました。
右から順番に説明すると
MDFに黒スプレー
MDF単品
MDFに染み込ませるような液剤
カバ合板
特殊合板にオリジナルで塗っている素材
となっています。
MDFは21㎜ 合板は20㎜をつかいました。
断面ですでに水がどのように侵入しているのが明確にわかりました。
MDFは回りからジワジワ浸食していき、
合板は、均等に染みています。
自慢するわけではありませんが当店のバッフルに仕様しているのは、浸食無しでした。
一週間後測定してみると、
MDFに黒スプレー
MDF単品
MDFに染み込ませるような液剤は、ほとんど変わりない結果です。
恐らく樹脂などでコーティングすればもう少し良い結果が出ると思いますが^^;
次に合板単品は、
おおよそ1ミリの膨張です。合板は縦横に積層してある素材がほとんどですので、板目にそって浸水しているのがわかりました。
次に当店のオリジナルバッフルの場合は、
全く変わりませんでした!!ちょっとビビッてはいましたが、凄く嬉しかった!!
20年前ぐらいの時や、お店を立ち上げたぐらいの時にはこの仕様では無かったのですが、
そこから色々進化して、今の仕様の原型となった時代が
過去の履歴から考えると約10年前からこの仕様でやっています。
その前はMDFを使って黒塗りをした時代もありましたが、お客様が車の買い替えの時にばらしたりして、色々な発見があり、年々素材を変えたり、仕上げを変えたりして今日に至りました!!
勿論音が良いのは素材や仕上げにも左右されるので色々厳選してきました。
純正がプラスチックに拘る理由もわかりますね!
一番の腐食個所の多い所はスピーカーのネジ穴や、バッフルの取り付け穴から浸食が殆どです。
ネジが錆びてたりしてたら大抵は浸食しています。あとは、市販のバッフルを使ってインストールしている車の多くに見られるのがした穴をあけてないので、木ネジを直接いれたさいに、MDFや、合板の断面が裂けているケースはもっと最悪です>_<
水分をたっぷり含んだ状態では、音も良くないし、水分がスピーカーにも伝ってスチールフレームや接点など色々な所が錆びてしまいます。この状態では素材そのものが柔らかくなるので固定したネジがゆるゆるになったり、その状態でネジが錆びついてしまいます。
しっかりと音を出すには、取り付けしたその時だけでなく、ずっとその状態をどこまで維持できるかが非常に重要だと当店は考えてます!!
ちょっとした一手間でづっといい音がでるようになります!!この一手間が非常に大事なんです!!
素材選びから仕上げ、取り付けの仕方一つ一つが、お客様との信頼だと思います!!
なんでこんな記事を書いたのか!?
当店に入庫している車をみていると、既に何かやってあったりした車を見てるとこのような事態になっていることが非常に多いもんで^^;
ちょっと熱く書いてしまいました>_< 当店のインナーバッフルとアウターバッフルに関してはロングランでご使用いただけます。